3歳のお誕生日に想うこと
せいちゃんのお誕生日
今日は次男せいちゃんの3歳のお誕生日です!!
この3年間は、大きなけがや病気もなく、賢い良い子に育ってくれたことが一番嬉しいです。
ママの子供になってくれて、本当にありがとう。
元気に大きくなってくれて本当にありがとう。
毎年、お誕生日には元気に育ってくれている子供と、元気に育つようにサポートしてくれている周りの人に感謝しています。
とくにせいちゃんのお誕生日には、生まれた日のうれしい気持ちと、どん底だった思い出がよみがえるので、そんな私を支えてくれ、ここまで引きあげてくれた、全ての人に感謝してもし足りません。
戦いだった3年間
この3年間は私にとっては戦いでした。
生まれた時から不倫していたパパ。
物心ついた時には一緒に住んでいなかったパパ。
いっそ、記憶がないうちに縁を切ってしまおうかとも考えました。
それでも、やっぱり成長したときに父親の記憶がないというのはとても悲しいことだと思い、なるべく会わせてあげられるように私なりに努力してきました。
最初は色々と理由をつけて会ってくれなかったのが、カイちゃんだけ会ってくれるようになり、3年間かかって、やっとせいちゃんにも同じように愛情をかけてくれるまでになりました。
それと同時に、この戦いは、わたしの自分自身との戦いでもありました。フラッシュバックに襲われて、元夫や不倫彼女をすごく憎く思った時もあります。そんな時でも、子供たちの前では絶対に、パパを悪くは言いませんでした。
そんなママを見てしまったら、子供たちはどんなにパパのことが好きでも素直に好きって言えなくなってしまうと思ったからです。
パパのことは大好きだけど、それ以上にママが一番だってことは私が一番わかっています。だって、生まれてからずっと一緒に成長してきたんですもん。
だからこそ、子供たちの”父親との愛着形成”という大きな成長を妨げたくはなかったんです。
3年前、せいちゃんが生まれた日、産後すぐにに私の体調が急変しました。帝王切開で取り出したせいちゃんを見て安心した直後のことでした。この子を抱くまでは絶対に死ねない!そう思いながら意識をなくしました。
無事に生まれ、無事に退院できたはいいものの、お金がない、頼れない、完全に孤独な育児でした。子供たちが寝てる間にチャットレディやオークションでお金を稼いで日々をつないでいました。
そんな日々を続けているうちに鬱になり、気づけば産後半年で33kgまで痩せていました。産後鬱だったのか、不倫が原因だったのか、今となってはわかりませんが、金銭的にも、精神的にも、肉体的にも、全てにおいてどん底でした。
それでも、小さなわが子は私が食べないと母乳が飲めない。ミルクを買うお金なんてありませんでした。なので、小さなせいちゃんの母乳ためだけに食事をとっていました。
3年目のスタートライン
どん底の3年前。そこから今まで、あっという間の3年間でした。
ふにゃふにゃの赤ちゃんだったせいちゃんは、好き嫌いなくなんでも食べる元気な男の子に成長しました。
何かをしてあげると「ありがと」と言える賢い子です。夜は「ママ抱っこして」と抱きついてくる甘えん坊さんです。
お寿司のアナゴが大好きでいつも一人で5皿くらい食べます。お菓子はチョコが好きです。食べ物はハンバーグが好きです。最近はヒーローごっこにはまっています。
3歳。
これからもっともっとできることが増えて、どんどんお兄ちゃんになっていくんだろうな。
あなたたちがいてくれたから、ママはここまで頑張ってこれました。
今はもう、明日の食事に困ることはありません。病院代がなくて高熱を耐えることもないし、誕生日プレゼントに中古のおもちゃをあげることもありません。気を張ってないと涙が出てしまうなんて事もないし、無理して笑うこともありません。
やっと普通に戻ることができました。
だから、きっとここからが家族として、母親として、本当のスタートラインだと思います。
私たちらしい家族の在り方を模索しながら、子供たちと一緒に一人前の人間になれるように成長していこうと思います。
未熟な私には、完璧な母親なんて絶対に無理だから、子供たちにとって”一緒にいると何か楽しくなる存在”とか”安心できる場所”になれるよう努力していこうと思います。
せいちゃんが1年間健康で充実した3歳を過ごせますように。
ポチっとしてもらえるとうれしいです。