Happy Life -シンママと2匹の怪獣-

結婚中より自分らしく!田舎に移住して子供達とのびのび生活スタート!

【離婚前11】Xday

その日は突然訪れた。

 

眠れない私はいつものように夜中に目を覚ました。

隣に寝ている旦那の姿はなく、充電中のスマホだけが枕元に置いてあった。

 

私のことになんて全く興味のない夫。眠れてないのも、食べれてないのも全然知らないから無防備になっていたんだろう。

 

そっと音をたてないようにリビングを覗けば、キッチンの換気扇の下でたばこをふかす旦那の姿が見えた。

 

 

ドクン

 

心臓が大きく震えた。

 

 

今しかない。

 

 

音をたてないように細心の注意を払いながら夫のスマホに手を伸ばした。

通話履歴、LINE、メール、写真・・・

思い当たるものを片っ端から見ていくがすべて不自然なくらい真っ白だった。

 

焦る。

今何か見つけないと・・・。

緊張で手は震えて、心臓はバクバク苦しいくらいに鼓動していた。

 

何もない・・・どうしよう。。。

そう思った時、Twitterのアイコンが目にとまった。

夫はそういうツールは使わない主義だった。

 

 

恐る恐る開く・・・

 

 

ドクン

 

心臓が止まるかと思った。

指先が冷たくなっていくのがわかった。

 

 

Twitterは不倫女と二人だけでやりとりしている鍵アカだった。

 

 

自分のスマホをとって「カシャリ」シャメをとっていく。

指先が冷たい。心臓が苦しい。

 

カシャリ

 

音がする。ばれないように気をつけていてもカメラの音は静かな寝室には大きく響いた。

 

焦る。余計に手が震える。。。

 

 

内容が目に入って吐き気がする

写真

日付

内容

 

嘘が全部はがれていく

 

 

 

カシャリ

 

 

何枚かとったところで、夫の足音が聞こえたからあわててスマホを戻した。

 

 

全身が冷たく感じた

心臓は痛いくらい早く大きく、うるさいくらいだった

指先は震え、寒く、でも汗が得た。

 

 

やっぱりか。

わかっていたけど、現実を、二人の狂った内容を目の当たりにすると、自分が思ってた以上にショックが大きかった。

 

 

「やっぱり、してたよ」

親友にシャメ付きでラインした。

 

朝5時前

返信なんて期待してなかったし、抱えきれない何かを誰かへ吐き出したかっただけだった。

 

でも、予想外なことにすぐに返事が来た。

 

 

 

「朝になったら子供たち連れてすぐにうちにおいで!パパも釣り断って一緒におってくれるって」

 

親友は夫にとってのアニキ分の奥さん。パパ=夫の兄貴分。

夫の尊敬してるアニキ分みたいな、小さいころからの釣りの師匠で、その人の言うことは絶対だった。

 

外面だけはよかった夫。

私が浮気のことを相談しても、信じてもらえなかった。

「まさか、光平くんに限ってそれはないよ~」とか「やきもちやいて敏感になってるだけやって」とか言われてた。

 

だから、誰にも相談するのをやめた。

 

でも、こうなったときにすぐにおいでって、居場所を作ってくれて少しだけ気持ちが軽くなった。

 

 

夜が明けるまで。

朝が来るまで。

 

時間が過ぎてもずっと苦しくて眠るなんてできずに、タダ朝が来るのを待ってた。

 

 

 

 

 

 

 


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